RAW現像もはじめました
RAW現像というものに手を出してみた。
老後の趣味候補としてEOS 70Dを手に入れたのが2014年頃。
今まではJPEGオンリーで大きな不満はなかったのだけれど、せっかくのデジタル一眼なのだから、もう少しデジタルのメリットを享受してみようかと。
JPEG保存だと、ファインダー越しではいい感じに撮れたと思っても、PC画面で見るとホワイトバランスの設定を忘れていたり、構図ばかり気にして露出を間違えていたりと、ちょっとしたミスで残念な写真になっていたことが少なからずあった。
JPEGでも多少の修正は出来るのだけれど、RAWで撮影しておくだけで、修正できる幅がグッと広がるという事を知り興味はあった。
シャッタースピード、絞り、ホワイトバランス、露出などを考えながら1枚1枚確認して撮影するのももちろん楽しいのだけれど、スポーツ撮影などで咄嗟に構えて動体を撮影をするような場合、被写体を追うことに集中するあまり、絞り優先やシャッタースピード優先オートにしても、うっかり何かしらの項目を設定し忘れてしまうことが多かった。
動体撮影においた、取り敢えず被写体をフレーム内に入れて、ピントだけ合っていれば何とかなる、という状況は非常にありがたい。
しかしながら、いくつかの理由で手つかずにいた。
当時所持していたlate2009 iMacでは画像編集するにはスペックが心許ない気がしたし、当時はiPhoneでRAWが表示できなかったようで、閲覧するのにいちいちJPEGに変換してからiPhoneに移す必要があり面倒そうだった。それに、当時はいまほどクラウドストレージサービスがなく、重いRAWデータが増えることで保存するのにお金がかかりそうな気もしていた。
それが最近になってiMacを新調、ノートPCを追加したことなどにより僕の所有するデジタルデバイスの近代化が急速に進んだ。
いつの間にかiPhoneでもRAWを表示することが出来るようになっていたし、SSDも価格がこなれてきて、クラウドストレージサービスなども増えてきたことで、ちょっとやる気がでてきたのだ。
実際にRAWで撮影したデータを現像してみると、編集も簡単で近代化のおかげか書き出しにも大した時間もかからず快適そのもの。
RAW?現像?と言う程度の認識で、いったいなにをどうしたらいい感じになるかわからなくても、とりあえず『自動』ボタンをクリックすればそれなりにもっていってくれるので、あとは適当な項目をいじくって変化を確認しながらそうさすればいい感じになってくる。
それこそインスタグラムの編集と同じような感覚で操作できた。
また、『失敗してもあとで修正できる』という感覚は、心に余裕が生まれるので撮影しよう、カメラを持ち出そう、というモチベーションにもつながる。
今までは、気に入った構図でも逆光でストロボを持っていない時はションボリな画像しか取れなかったところでも、とりあえず撮ってみようという気になる。
白飛び、黒つぶれさえ気を付ければ、家で時間のある時にイジくってみればどうにでもなるのだから、本当に心強い。
楽しい日の画像を撮りためておけば、外に出るのが億劫な時の暇つぶしにもなる。
これからもインスタやブログに乗せる写真は、基本的にRAWで撮影して、現像したものを載せていこうと思う。
とりあえず、意味もなく透かしを入れてみたり、逆洸撮影で暗くなったところを持ち上げてみたりは出来るようになった。そのほかの細かいところはいろいろ触りながら覚えていきたい。
とりあえず王道だし。過度な画像修正はする予定もないので、クラウドストレージ容量に余裕があるLightroomの単品プラン。
DPPなどメーカー純正ソフトを使おうと思っていたのだけど、複数台のカメラを所持しているので、カメラごとにソフトを切り替えずに済むのもいいかと思う。
月980円なら、ウィスキーを少し控えれば健康にも良いし、許容範囲か。
んじゃ、また。